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特集 これから研究・論文執筆をはじめる先生へ
はじめに
Foreword
今井 裕
1
Yutaka Imai
1
1東海大学医学部専門診療学系 画像診断学
1Tokai University School of Medicine
キーワード:
論文執筆
,
学術誌
Keyword:
論文執筆
,
学術誌
pp.1397-1398
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001053
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- Abstract 文献概要
日常の臨床業務が忙しい多くの医師にとっては,研究や論文執筆といわれても時間がない,何を始めたらよいのかわからない,これらの活動が自分のためになるのか,あるいは医療の中で患者さんのために役に立つのだろうか,といった気持ちをもつことは当然であろうと思う。しかし,日常診療の中での研究の第一歩は,1枚のメモであることが多い。目の前の患者さんの診断をしたけれども不安がある場合,我々はよく患者IDをメモに残し,後日に最終結果を確認し,自分の診断が正しかったか,間違っていたのかを知り,さらに深く学ぶことができる。そして,症例数が増えてくるとメモはやがてノートになり,それぞれの症例に共通点や相違点を見つける,あるいはまったく異なる側面から症例をあらためて眺め考えることができる。読者の皆さんが日頃行っているこのような作業こそが,まさに研究のはじまりである。
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