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特集 特定行為看護師,医師事務作業補助者の現状――養成と配置
特定機能病院における特定行為看護師養成と配置
Training and placement of specific action nurses in special function hospitals
佐藤 朋子
1
Tomoko SATO
1
1国立国際医療研究センター病院
キーワード:
特定行為研修
,
特定行為研修修了者
,
特定行為看護師
Keyword:
特定行為研修
,
特定行為研修修了者
,
特定行為看護師
pp.1178-1182
発行日 2021年3月27日
Published Date 2021/3/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu276131178
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特定行為は診療の補助であり,実践的な理解力,思考力および判断力,高度かつ専門的な知識・技術がとくに必要とされる.急性期総合病院である当院においても,多職種と協働できる高い調整能力を備えたジェネラリストの育成が重要であり,看護実践能力の向上を目指し,特定行為研修を開始した.当院の看護師のなかでチーム医療の中核となるジェネラリストが,当院がカリキュラムを立案した特定行為研修を履修し,看護実践能力を高めることは,当院の基本方針に定められている “相互の信頼に支えられたチーム医療の推進” および “安全で効率的な医療提供” に合致し,ひいては,“広い知識を有する良質な医療人の教育と育成” につながり,広く社会に貢献できるのではないかと考えた.当院での特定行為研修を修了した者は,看護部所属とし病棟に配置する予定である.病棟の看護師たちの看護実践能力が向上するよう,指導的役割を果たしたり,ロールモデルとなったりすることを期待している.
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