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特集 法医学の新たな展開
はじめに
Introduction
岩瀬 博太郎
1
Hirotaro IWASE
1
1千葉大学大学院医学研究院法医学教室
pp.187-187
発行日 2021年1月16日
Published Date 2021/1/16
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27603187
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- Abstract 文献概要
2007年に発生した時津風部屋力士暴行死事件を契機として,日本における死因究明制度の不備が指摘されるようになり,政府として死因究明制度について議論されるようになった.その後,警察庁と内閣府で検討が進み,2012年の死因究明等推進法(2年間の時限立法)および死因・身元調査法の制定,2014年の死因究明等推進計画の閣議決定を経て,2020年4月1日に死因究明等推進基本法が施行され,厚生労働省において死因究明等推進本部と検討会が設置され,今後の日本の死因究明を推進することとされている.
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