特集 脳腸相関UPDATE-疾患の予防と健康長寿のための食・栄養・腸環境
(Part3)脳腸相関と食・栄養 発酵食品 麹発酵食品中のペプチドを中心に
佐藤 健司
1
1京都大学 大学院農学研究科応用生物科学専攻
キーワード:
大腸炎
,
肥満
,
日本酒
,
消化管微生物叢
,
Dysbiosis
,
発酵食品
,
脳-腸軸
,
こうじ
,
醤油
,
味噌
,
Pyroglutamylleucine
Keyword:
Colitis
,
Obesity
,
Fermented Foods
,
Gastrointestinal Microbiome
,
Brain-Gut Axis
,
Soy Foods
,
Soy Foods
,
Dysbiosis
,
Pyroglutamylleucine
pp.924-931
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2023220970
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<Key Point>・麹発酵食品中には,アミノ末端のグルタミン残基が環化したピログルタミルペプチドが存在する.・ピログルタミルペプチドの一つのピログルタミルロイシンの微量経口摂取により,大腸炎,高脂肪食によって誘発される腸内細菌叢の乱れが改善される.・ピログルタミルロイシンは回腸のα-ディフェンシンの分泌を回復させることで,腸内細菌叢の乱れを改善すると考えられる.
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