特集 SDGsと栄養・食-Nutrition for Growth
(Part 3)SDGsと栄養・食 わが国での取り組み NCDs×SDGs SDGsにおけるNCDs対策の位置付けとわが国での対応策
三浦 宏子
1
1北海道医療大学 歯学部口腔構造・機能発育学系保健衛生学分野
キーワード:
社会経済的因子
,
タバコ
,
保健医療サービス提供
,
非感染性疾患
,
持続可能な開発
Keyword:
Delivery of Health Care
,
Noncommunicable Diseases
,
Sustainable Development
,
Socioeconomic Factors
,
Tobacco Products
pp.896-902
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022205452
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<Key Point>・世界レベルにおける死因の第1位は非感染性疾患(NCDs)であり、その死亡者の約8割は途上国が占める。・SDGsでのNCDs対策に関するものは、ターゲット3.4「NCDs全般に関する指標」に加えて、ターゲット3.8「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関する指標」やターゲット3.a「たばこ対策」など複数が該当する。・各国のNCDs対策の推進には、UHCが達成されているかが大きな影響を与える。・わが国でのSDGs対策の達成状況について、2019年に自発的国家レビューを行い、目標3「すべての人に健康と福祉を」においては、主としてNCDs対策の進捗状況が報告された。・NCDs関連要因の地域間比較を行うための手法として、わが国で用いられている地域診断法は他国においても大きく役立つ。
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