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特集 選択肢の増えたAD治療薬
Topics
アトピー性皮膚炎における2型サイトカインの果たす役割~IL-13を中心に~
The role of type 2 cytokines in atopic dermatitis~Focusing on IL-13~
茂木 精一郎
1
Sei-ichiro Motegi
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学
1Department of Dermatology, Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
IL-13
,
IL-4
,
トラロキヌマブ
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
IL-13
,
IL-4
,
トラロキヌマブ
pp.1057-1061
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003977
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●アトピー性皮膚炎の主要3病態である「バリア機能障害」「タイプ2炎症反応」,そして「痒み」のそれぞれにおいて,IL-4とIL-13を中心とした2型サイトカインが重要な役割を果たしている.
●とくに皮膚局所ではIL-13が主要な役割を担っており,抗IL-13抗体製剤であるトラロキヌマブは主要3病態を改善させる可能性が示唆される.
●トラロキヌマブの大きな特徴の1つに安全性の高さがあり,あらゆる患者に対して使用しやすい.長期に使用することによってデュピルマブと同等の治療効果が得られる可能性があり,寛解導入から寛解維持にわたる使用が期待される薬剤である.
(「ポイント」より)
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