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特集 環状の紅斑と環状紅斑
臨床例
サイトメガロウイルスIgM抗体が陽性であった多形紅斑
A case of erythema multiforme with positive IgM antibody to cytomegalovirus
遠藤 麻衣
1
,
平岩 朋子
1
,
山本 俊幸
1
Mai Endo
1
,
Tomoko Hiraiwa
1
,
Toshiyuki Yamamoto
1
1福島県立医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Fukushima Medical University
キーワード:
サイトメガロウイルス
,
多形紅斑
Keyword:
サイトメガロウイルス
,
多形紅斑
pp.504-506
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003829
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・血清学的検査でサイトメガロウイルス(cytomegalovirus:CMV)IgM抗体が陽性であった多形紅斑の1例を経験した.
・自験例における多形紅斑の要因として,CMV感染症が疑われた.
・自験例はCMVの臓器症状は認めず,PSL 40mg/日開始後,速やかに皮疹は改善した.
・CMV IgM抗体陽性の多形紅斑の報告例では,臓器症状を伴わない例が多く,抗ヒスタミン薬や副腎皮質ステロイド薬内服に速やかに反応する例が多くみられた.
(「症例のポイント」より)
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