Japanese
English
特集 困ってしまう顔の皮疹
臨床例
小児の顔面に多発する播種状丘疹の3例
Three cases of multiple disseminated papules on the face of children
加藤 佐樹子
1
,
井上 智子
2
,
榊原 潤
1
,
杉浦 一充
3
Sakiko Kato
1
,
Tomoko Inoue
2
,
Jun Sakakibara
1
,
Kazumitsu Sugiura
3
1公立西知多総合病院皮膚科
2ゆき皮フ科クリニック
3藤田医科大学病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nishichita General Hospital
2Yuki Skin Clinic
3Department of Dermatology, Fujita Health University Hospital
キーワード:
小児
,
顔面
,
播種状丘疹
,
酒皶
,
顔面播種状粟粒性狼瘡
,
childhood granulomatous periorificial dermatitis
Keyword:
小児
,
顔面
,
播種状丘疹
,
酒皶
,
顔面播種状粟粒性狼瘡
,
childhood granulomatous periorificial dermatitis
pp.414-417
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003804
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・childhood granulomatous periorificial dermatitis(CGPD)は,思春期前の小児の口や鼻,眼の周囲などに好発する,集簇する充実性小丘疹を特徴とした疾患である.
・治療は,外用薬としてタクロリムス軟膏やメトロニダゾール,エリスロマイシン軟膏が,内服薬としてドキシサイクリンやエリスロマイシン,クラリスロマイシンなどが効果的である.
・CGPDは臨床所見から湿疹や尋常性痤瘡と診断され,改善しないまま外用治療が行われることが多いため,疾患を認知することで,適切な診断や治療につながる.
(「症例のポイント」より)
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