Japanese
English
症例報告
酒皶性痤瘡に基因すると考えられた顔面播種状粟粒性狼瘡の1例
A Case of Lupus Miliaris Disseminatus Faciei Based on Acne Rosacea
宮下 正人
1
,
荒田 次郎
1
Masato MIYASHITA
1
,
Jiro ARATA
1
1岡山大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Okayama University Medical School
キーワード:
顔面播種状粟粒性狼瘡
,
酒皶性痤瘡
Keyword:
顔面播種状粟粒性狼瘡
,
酒皶性痤瘡
pp.1215-1218
発行日 1989年11月1日
Published Date 1989/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204244
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要約 57歳,男.両側眼瞼部,眉間,両頬部,口唇周囲に半米粒大から小豆大に至る暗紫紅色の結節性病変が集簇ないし散在する.初診時,臨床的に顔面播種状粟粒性狼瘡と考えられたが,組織学的には乾酪壊死を認めない毛包中心性の類上皮細胞肉芽腫を示したこと,他臓器に結核病巣を認めなかったこと,テトラサイクリンの内服にて急速に皮疹の軽快を見たことを合わせ酒皶性痤瘡に基因するものと考えた.
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