Japanese
English
特集 神経症状を伴う皮膚病~重要な合併症を見逃さない~
臨床例
無症候性神経梅毒
A case of asymptomatic neurosyphilis
赤路 和哉
1
,
今中 洋子
1
,
星山 寧子
1
,
大畑 千佳
1
Kazuya Akaji
1
,
Yoko Imanaka
1
,
Yasuko Hoshiyama
1
,
Chika Ohata
1
1大阪急性期・総合医療センター皮膚科
1Department of Dermatology, Osaka General Medical Center
キーワード:
無症候性神経梅毒
,
結節性梅毒
Keyword:
無症候性神経梅毒
,
結節性梅毒
pp.1084-1087
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003574
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・鼻唇溝の局面と指間の腫瘤を契機に診断された,無症候性神経梅毒の1例を経験した.
・感染から長期経過している可能性があることや梅毒血清反応が高値であることから精査を行い,無症候性神経梅毒の診断に至った.
・不完全な梅毒治療は神経梅毒発症のリスク因子となる.
・神経梅毒は一定の割合で不可逆性の変化をおこしうることから,疑わしい所見がある場合には積極的に髄液検査を施行する必要がある.
(「症例のポイント」より)
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