Japanese
English
特集 神経症状を伴う皮膚病~重要な合併症を見逃さない~
臨床例
早期神経梅毒を伴った第2期梅毒
Secondary syphilis concomitant with early neurosyphilis
村山 友理
1
,
見代 佳奈
1
,
小林 香映
1
,
久保田 怜美
2
,
村上 秀友
2
,
猪又 直子
1
Yuri Murayama
1
,
Kana Miyo
1
,
Kae Kobayashi
1
,
Reimi Kubota
2
,
Hidetomo Murakami
2
,
Naoko Inomata
1
1昭和大学病院皮膚科学教室
2昭和大学病院附属東病院脳神経内科学
1Department of Dermatology, Showa University Hospital
2Department of Neurology, Showa University Hospital
キーワード:
早期神経梅毒
,
第2期梅毒
Keyword:
早期神経梅毒
,
第2期梅毒
pp.1079-1083
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003573
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・早期神経梅毒を伴った第2期梅毒の1例を経験した.
・梅毒2期疹として,体幹・手掌は梅毒性ばら疹,陰部は丘疹性梅毒がみられた.
・ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)非感染者であったが,慢性的な頭痛がみられていたことから髄液検査が施行され,神経梅毒の診断に至った.
・神経梅毒は一般に梅毒後期あるいは晩期の梅毒にみられると考えられがちであるが,いずれの病期でもおこりうることから,病期にかかわらず神経梅毒を合併する可能性を念頭に置き,神経学的な病歴聴取や診察を積極的に行うことが重要と考える.
(「症例のポイント」より)
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