特集 NICU卒業生の予後と診療のポイント
先天性感染症 梅毒-先天梅毒について
細川 真一
1
1母子愛育会総合母子保健センター愛育病院 新生児科
キーワード:
抗細菌剤
,
梅毒血清反応
,
梅毒-先天性
,
感染症垂直伝播
,
治療成績
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Treatment Outcome
,
Infectious Disease Transmission, Vertical
,
Syphilis Serodiagnosis
,
Syphilis, Congenital
pp.1227-1233
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020360839
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●Treponema pallidumの細菌感染症である梅毒は、皮膚等から侵入して様々な症状を起こす。●先天梅毒は、胎内感染の検査所見、早期先天梅毒症状、晩期先天梅毒症状(Hutchinson 3徴候)を呈す。●自動化法による非トレポネーマテストとトレポネーマテスト同時測定がすすめられている。●治療はペニシリンの静注が第1選択である。梅毒感染児は、性的虐待やHIV感染の可能性も考慮する。●抗体価測定を4週ごとに実施し、治療前値のおおむね1/2に低下すれば治癒と判定する。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.