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特集 コロナワクチンと皮膚病
臨床例
COVID-19ワクチン接種後に生じた水疱性類天疱瘡
A case of bullous pemphigoid after coronavirus disease 2019(COVID-19) vaccination
林 隆晶
1
,
北島 麻耶子
1
,
石井 賢太郎
1
,
足立 真
1
Takaaki Hayashi
1
,
Mayako Kitajima
1
,
Kentaro Ishii
1
,
Makoto Adachi
1
1関東労災病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kantoh Rosai Hospital
キーワード:
COVID-19
,
ワクチン
,
水疱性類天疱瘡
Keyword:
COVID-19
,
ワクチン
,
水疱性類天疱瘡
pp.54-57
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003289
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・新型コロナウイルス感染症(corona virus disease 2019:COVID-19)に対するワクチンは本邦では主にmRNAワクチンが使用されているが,副反応として発熱や頭痛,関節痛,下痢,皮膚症状が報告されている.
・皮膚症状の副反応としては遅発性大型局所反応や注射部位反応,蕁麻疹,麻疹型皮疹など多彩に認められており,水疱性類天疱瘡もその1つである.
・水疱性類天疱瘡は進行に伴い重症化する症例も多く認められるため,早期診断が大切であると考える.
・COVID-19ワクチン接種は今後も継続的に実施されることが予想されるため,水疱性類天疱瘡との関連についてさらなる検討が必要と考える.
(「症例のポイント」より)
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