Japanese
English
特集 最近の水疱症
臨床例
天疱瘡の寛解後に発症した水疱性類天疱瘡
Bullous pemphigoid following remission of pemphigus
田原 海
1
,
古市 祐樹
1
,
舩越 建
1
,
久保 亮治
1
,
天谷 雅行
1
,
山上 淳
1
Umi Tahara
1
,
Yuki Furuichi
1
,
Takeru Funakoshi
1
,
Akiharu Kubo
1
,
Masayuki Amagai
1
,
Jun Yamagami
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
キーワード:
天疱瘡
,
水疱性類天疱瘡
,
ネフローゼ症候群
,
間質性肺炎
Keyword:
天疱瘡
,
水疱性類天疱瘡
,
ネフローゼ症候群
,
間質性肺炎
pp.116-119
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002400
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・天疱瘡の長期寛解後に水疱性類天疱瘡(bullous pemphigoid:BP)とネフローゼ症候群を発症し,またその罹患後に間質性肺炎で死亡した1例を報告した.
・同一患者に,2種類の自己免疫性水疱症が時を経て発症した.またネフローゼ症候群,間質性肺炎の発症メカニズムに,水疱性類天疱瘡と共通した自己免疫反応の存在が示唆された.詳細な関連や機構については不明な点が多く,今後のさらなる症例の蓄積が必要である.
(「症例のポイント」より)
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