Japanese
English
特集 アトピー性皮膚炎の最新情報と新治療
臨床例
既存治療に難治であったが,デルゴシチニブ外用により痒みが改善したアトピー性皮膚炎
A case of atopic dermatitis refractory to conventional therapy but improved by topical delgocitinib
橋本 弘規
1
,
伊東 孝通
1
,
一木 稔生
1
,
末永 亜紗子
1
,
中原 剛士
1
Hiroki Hashimoto
1
,
Takamichi Ito
1
,
Toshio Ichiki
1
,
Asako Suenaga
1
,
Takeshi Nakahara
1
1九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
1Department of Dermatology, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
デルゴシチニブ
,
JAK阻害薬
,
痒み
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
デルゴシチニブ
,
JAK阻害薬
,
痒み
pp.706-710
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002993
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- 参考文献 Reference
・ステロイド外用薬や光線療法に抵抗性で,デュピルマブ投与後も痒みが改善しなかったアトピー性皮膚炎が,デルゴシチニブ外用により痒みが速やかに改善した例を経験した.
・デルゴシチニブはJAKファミリーのキナーゼすべてを阻害することで,デュピルマブが直接は抑えられないIL-31やTSLP由来の痒みも抑えることができる.
(「症例のポイント」より)
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