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特集 膠原病―皮膚エリテマトーデスを中心にして
Topics
全身性エリテマトーデスの最新治療―皮膚病変に対する効果も含めて―
New therapeutic strategy in management of systemic and cutaneous lupus erythematosus
谷川 瑛子
1
Akiko Tanikawa
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
キーワード:
ヒドロキシクロロキン
,
べリムマブ
,
アニフロルマブ
,
interferon signature
,
precision medicine
Keyword:
ヒドロキシクロロキン
,
べリムマブ
,
アニフロルマブ
,
interferon signature
,
precision medicine
pp.108-114
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002828
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●エリテマトーデス治療の基本薬剤はヒドロキシクロロキン硫酸塩(hydroxychloroquine:HCQ)である.
●B細胞活性化因子をターゲットとした抗BAFF抗体ベリムマブは既存治療で活動性を有する全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)患者にアドオン使用し,臨床症状の改善,再燃抑制とステロイド減量に有効であり,皮膚エリテマトーデス(cutaneous lupus erythematosus:CLE)での有効例も報告されている.
●新規承認されたアニフロルマブはエリテマトーデス病態形成に重要なⅠ型インターフェロン(IFN)の受容体に対する完全モノクローナルの自己抗体である.皮膚と関節に対する効果が比較的高いとされ,今後難治CLE症例への効果を期待したい.
(「ポイント」より)
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