日常診療に役立つ豆知識
ホスラブコナゾールの使い方
常深 祐一郎
1
1埼玉医科大学皮膚科学教室
pp.356-357
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002004
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
経口抗真菌薬には従来からテルビナフィンとイトラコナゾールがあったが,最近,新規トリアゾール系経口抗真菌剤であるホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物(ホスラブコナゾール)が登場した.爪白癬に対してはホスラブコナゾールとテルビナフィンが効果が高く第1選択である1,2).ホスラブコナゾールは肝機能検査のタイミングと値の解釈が従来の経口抗真菌薬と異なる3~5).アルゴリズムが作成されており5),十分理解していれば,投与の対象となる患者も多く,中止も少なく,大部分の症例で治療が完遂できる.内服が簡単で,短期間で終了する治療法である.
(「ホスラブコナゾールの特徴」より)
Copyright © 2020, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.