統計
当科における多発基底細胞癌の統計
滝吉 典子
1
,
金子 高英
2
,
中野 創
1
,
澤村 大輔
1
1弘前大学大学院医学研究科皮膚科学講座
2順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科
キーワード:
基底細胞癌
,
多発
,
統計
Keyword:
基底細胞癌
,
多発
,
統計
pp.1103-1107
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000001248
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基底細胞癌 (basal cell carcinoma:BCC)は皮膚悪性腫瘍の中でもっとも頻度が高く,当科の過去の統計では,近年BCC患者が顕著に増加傾向にある1).また,日常診療においてしばしば病変が2カ所以上の多発例を経験することがあるが,このような多発例を主眼とした統計は,海外の各地域からの報告が複数あるものの,本邦における報告は少ない.今回われわれは,当科で経験したBCCの症例のうち2病変以上を有する多発例を抽出し,その頻度を解析した.さらに,発生部位や組織型等を単発例と比較することによって,多発例に特有の傾向があるかを検討した.(「はじめに」より)
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