特集 外陰部・肛囲の皮膚病(女性)
臨床例
経過中に尖圭コンジローマ,外陰癌を発症した症候群と全身性強皮症の合併例
島田 菜津子
1,2
,
壽 順久
2
,
片山 一朗
3
,
塩見 真由
4
1箕面市立病院皮膚科、大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学教室
2大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学教室
3大阪大学
4大阪大学大学院医学系研究科産婦人科学教室
キーワード:
Sjögren症候群
,
強皮症
,
外陰癌
,
HPV
Keyword:
Sjögren症候群
,
強皮症
,
外陰癌
,
HPV
pp.893-896
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000195
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症例のポイント・ Sjögren症候群と全身性強皮症の合併例の経過中に外陰癌を併発した.・ 外陰癌の発症に,human papillomavirus(HPV)感染の関与を強く疑ったが,自験例では検出されなかった.・ Sjögren症候群や全身性強皮症の発症により悪性腫瘍の発生率が高くなるという報告もあるが,関連性を指摘するには今後,症例の蓄積が必要と考える.
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