特集 接触皮膚炎-2017
臨床例
留置針外套による接触皮膚炎
松立 吉弘
1
,
村尾 和俊
,
浦野 芳夫
,
久保 宜明
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部皮膚科学
キーワード:
Behcet症候群
,
ポリウレタン
,
留置カテーテル
,
昆虫刺傷
,
鑑別診断
,
経皮投与
,
皮膚炎-接触性
,
Betamethasone Butyrate Propionate
,
Polycarbonate
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Catheters, Indwelling
,
Behcet Syndrome
,
Diagnosis, Differential
,
Dermatitis, Contact
,
Insect Bites and Stings
,
Polyurethanes
,
Betamethasone Butyrate Propionate
,
Polycarbonate
pp.735-738
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017304604
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<症例のポイント>留置針刺入部に一致して紅色丘疹が生じたこと、外套カテーテルの留置テストで再現性があったことから、留置針外套による接触皮膚炎と診断した。アレルゲンが直接真皮内に侵入して生じており、真皮型接触皮膚炎に相当すると考えた。パッチテストによる原因物質の特定はできていないが、外套カテーテルの成分であるポリウレタンやポリカーボネートのほか、含有する添加物の可能性が考えられる。
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