特集 接触皮膚炎-2017
臨床例
バイオリンによる接触皮膚炎
大狩 慶治
1
,
峠岡 理沙
,
益田 浩司
,
山里 志穂
,
上田 幸子
,
服部 淳子
,
加藤 則人
1京都府立医科大学 大学院医学研究科皮膚科学
キーワード:
Nickel
,
音楽
,
湿疹
,
皮膚炎-脂漏性
,
鑑別診断
,
パッチテスト
,
膿痂疹
,
皮膚炎-アトピー性
,
皮膚炎-接触性
,
金属アレルギー
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Dermatitis, Atopic
,
Dermatitis, Contact
,
Eczema
,
Impetigo
,
Music
,
Nickel
,
Patch Tests
,
Dermatitis, Seborrheic
pp.731-734
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017304603
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<症例のポイント>バイオリンの顎当て部の金属による接触皮膚炎を経験した。頸部に限局する湿疹をみたら、楽器なども原因として考慮する必要がある。バイオリン演奏家の頸部に生じる皮膚炎の原因は機械的刺激が多いが、アレルギー性のこともあるため、詳しい問診や診察、パッチテストなどが必要と考えられた。
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