特集 代謝性疾患と皮膚病
臨床例
後天性反応性穿孔性膠原線維症
金田 一真
1
,
穀内 康人
,
黒川 晃夫
,
森脇 真一
1大阪医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
食事療法
,
大腿
,
糖尿病-2型
,
皮膚疾患-下肢
,
糖尿病性合併症
,
Betamethasone Butyrate Propionate
,
Masson染色
,
van Gieson染色
,
膠原病-反応性穿孔性
Keyword:
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Diet Therapy
,
Leg Dermatoses
,
Thigh
,
Diabetes Complications
,
Betamethasone Butyrate Propionate
pp.597-600
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017263803
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<症例のポイント>穿孔性皮膚症は、変性した真皮成分が経表皮排泄される皮膚病変の総称で、後天性反応性穿孔性膠原線維症(acquired reactive perforating collagenosis、以下、ARPC)をはじめ、穿孔性毛包炎、Kyrle病、蛇行性穿孔性弾力線維症などが包含される。ARPCは、臨床的に中心陥凹を有する丘疹が認められ、病理組織学的に真皮膠原線維の経表皮排泄の像を呈する疾患である。ARPCは、しばしば糖尿病や慢性腎疾患などに合併する。今回われわれは、2型糖尿病に合併したARPCの1例を経験したので報告する。
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