症例
アロプリノールが著効した後天性反応性穿孔性膠原線維症の1例
丹羽 宏文
1
,
水谷 陽子
,
佐藤 三佳
,
宮崎 龍彦
,
清島 真理子
1岐阜大学 医学部皮膚科
キーワード:
Allopurinol
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
皮膚疾患-下肢
,
Fexofenadine
,
膠原病-反応性穿孔性
Keyword:
Administration, Oral
,
Allopurinol
,
Drug Therapy, Combination
,
Leg Dermatoses
,
Fexofenadine
pp.1989-1992
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017129390
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47歳女性。2ヵ月前より両下腿にそう痒を伴う皮疹が出現し近医を受診、皮脂欠乏性湿疹としてステロイド外用、抗アレルギー薬の内服治療を受けるも改善せず、紹介となった。初診時、両下腿、左大腿に1.5cm大までの、中心に褐色の痂疲が固着した紅斑が多発してみられた。病理組織学的所見より後天性反応性穿孔性膠原線維症(ARPC)と診断され、アロプリノールおよびフェキソフェナジン塩酸塩の内服を開始したところ、2ヵ月後には色素沈着が残るものの皮疹の改善を認めた。
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