特集 光学療法
臨床例
ナローバンドUVB療法が奏効した後天性反応性穿孔性膠原線維症
神谷 由紀
1
,
貞政 裕子
,
永田 絢子
,
比留間 政太郎
,
吉田 隆洋
1順天堂大学医学部附属練馬病院 皮膚・アレルギー科
キーワード:
紫外線療法
,
鑑別診断
,
生検
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
経皮投与
,
Diflorasone
,
Olopatadine
,
Kyrle病
,
膠原病-反応性穿孔性
,
結節性痒疹
,
蛇行性穿孔性弾性線維症
Keyword:
Olopatadine Hydrochloride
,
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Therapy, Combination
,
Ultraviolet Therapy
,
Diflorasone
,
Elastosis Perforans Serpiginosa
pp.907-910
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016400850
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<症例のポイント>ナローバンドUVB(以下、NB-UVB)療法が奏効した後天性反応性穿孔性膠原線維症(acquired reactive perforating collagenosis、以下、ARPC)の1例を報告した。自験例は糖尿病や腎不全などの基礎疾患のないARPCであった。本邦におけるNB-UVB療法が有効であったARPCの報告例を基礎疾患、照射量において比較した。自験例は内服、外用に治療抵抗性の強いそう痒を伴ったが、NB-UVB療法により著明にそう痒が軽減し皮疹が改善した。ARPCに対するNB-UVB療法の作用機序について考察した。
Copyright© 2016 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.