特集 類天疱瘡とその周辺
臨床例
C型肝炎、腎障害のある結節性痒疹として加療されていた結節性類天疱瘡
鈴木 悠花
1
,
伊藤 雄太
,
神山 泰介
,
大歳 晋平
,
中田 土起丈
1昭和大学藤が丘病院 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
肝炎-C型
,
誤診
,
腎臓疾患
,
経口投与
,
免疫組織化学
,
類天疱瘡-水疱性
,
Collagen Type XVII
,
結節性痒疹
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnostic Errors
,
Hepatitis C
,
Immunohistochemistry
,
Kidney Diseases
,
Prednisolone
,
Pemphigoid, Bullous
,
Collagen Type XVII
pp.1011-1014
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017007219
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<症例のポイント>結節性類天疱瘡はYungらによって提唱された水疱性類天疱瘡の一亜型である。特徴としては結節性痒疹の像を呈するが、経過中に緊満性水疱が出現、高度のそう痒感を伴う。痒疹様病変が先行するため、結節性痒疹として加療されている例も多くあると考えられる。今回われわれは、C型肝炎、腎障害を有する患者に生じ、他院を含めて約2年間結節性痒疹として加療されていた症例を経験したので報告する。
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