特集 水疱症・膿疱症
結節性類天疱瘡の1例
大塚 陽子
1
,
白土 真澄
,
太田口 里沙子
,
木村 聡子
,
川上 民裕
,
相馬 良直
1聖マリアンナ医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Prednisolone
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
経皮投与
,
免疫組織化学
,
類天疱瘡-水疱性
,
直接蛍光抗体法
,
抗アレルギー剤
,
Collagen Type XVII
Keyword:
Administration, Oral
,
Administration, Cutaneous
,
Drug Therapy, Combination
,
Immunohistochemistry
,
Pemphigoid, Bullous
,
Prednisolone
,
Anti-Allergic Agents
,
Fluorescent Antibody Technique, Direct
,
Collagen Type XVII
pp.19-22
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149784
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74歳男。2ヵ月前より上肢にそう痒を伴う皮疹が出現し、その後全身に拡大し、近医にて加療を受けるも改善せず、当科紹介となった。初診時、体幹・四肢を中心に小豆大までの紅色丘疹ないし結節を認めた。結節性痒疹と診断し、ステロイド外用薬、抗アレルギー薬内服による治療を行ったが改善せず、1ヵ月後には足底にびらんが出現した。病理組織学的に結節性類天疱瘡と診断し、上記治療に加え、プレドニゾロンの内服を開始したところ、皮疹やそう痒は速やかに改善した。
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