特集 皮膚真菌症症例集
総説
皮膚真菌症の新しい治療
望月 隆
1
1金沢医科大学 医学部皮膚科学講座
キーワード:
抗真菌剤
,
経口投与
,
経皮投与
,
白癬
,
皮膚疾患-真菌性
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Antifungal Agents
,
Dermatomycoses
,
Tinea
pp.16-21
発行日 2015年12月22日
Published Date 2015/12/22
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016149056
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
皮膚真菌症については約10年前のルリコナゾールの発売をもって、新薬の開発、診断法の改良はともにペースが落ちたように思われたが、最近、新薬として爪白癬に適応を持つ外用薬が発売され、新規の内服薬の開発も内外で行われている。今日行われている皮膚真菌症診療の概略、外用療法、全身療法、その他の治療法について述べた。ひとたび抗真菌薬による治療が開始されると真菌は検出しにくくなるので、治療に先立って病巣での菌の有無を確認し、皮膚真菌症の診断を確定しておくことが重要である。
Copyright© 2015 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.