特集 皮膚真菌症症例集
総説
真菌検査(手技を中心に)
畑 康樹
1
1済生会横浜市東部病院 皮膚科
キーワード:
カンジダ症
,
カンジダ症-皮膚
,
検体取り扱い法
,
顕微鏡検査法
,
癜風
,
白癬
,
皮内テスト
,
皮膚疾患-真菌性
,
真菌培養
,
Sporothrix schenckii
,
Sporotrichin
Keyword:
Candidiasis
,
Candidiasis, Cutaneous
,
Dermatomycoses
,
Intradermal Tests
,
Microscopy
,
Specimen Handling
,
Tinea
,
Tinea Versicolor
,
Sporotrichin
pp.8-15
発行日 2015年12月22日
Published Date 2015/12/22
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016149055
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皮膚真菌症を診断する検査法である直接鏡検、培養検査、病理組織学的検査、皮内テスト、血清学的検査、分子生物学的検査について、手技を中心に述べた。特に直接鏡検と培養検査は重要である。どちらも原因菌である真菌をみつけ出し、確認することがそのポイントであるが、直接鏡検は主に菌が病変部に存在することを示す検査であるのに対し、培養検査は具体的にその原因真菌を目の前に蘇らせ、正体をつきとめる検査であり、皮膚科医であれば誰でも精通しておくべき検査である。
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