特集 表在性皮膚真菌症 治療薬を活用するための基礎と実践総まとめ
患者背景を考慮した表在性真菌症治療・予防Q&A 小児での経口抗真菌薬の使い時と用量はどう考える?
木村 有太子
1
,
比留間 政太郎
,
須賀 康
1順天堂大学医学部附属浦安病院 皮膚科
キーワード:
抗真菌剤
,
投薬計画
,
経口投与
,
爪真菌症
,
白癬-頭部
,
皮膚疾患-真菌性
,
Itraconazole
,
診療ガイドライン
,
Terbinafine
,
Fosravuconazole
,
小児薬用量
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Onychomycosis
,
Tinea Capitis
,
Dermatomycoses
,
Administration, Oral
,
Antifungal Agents
,
Itraconazole
,
Practice Guidelines as Topic
,
Terbinafine
pp.2537-2542
発行日 2020年5月5日
Published Date 2020/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020252039
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<Key Points>◎小児の表在性皮膚真菌症では、頭部白癬、爪白癬、一部の体部白癬に経口抗真菌薬の治療が必要である。◎小児への安全性が確立された経口抗真菌薬はなく、保険適用外である。この点をよく説明して保護者の同意を得て投与する。◎用法・用量は過去の報告や海外のガイドラインなどを参考にして、成人とのバランスを考慮して設定する。◎新薬のトリアゾール系経口抗真菌薬であるホスラブコナゾールは広域でかつ、優秀な抗真菌活性を有する。表在性皮膚真菌症の治療に効果が期待できる。
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