特集 表在性皮膚真菌症 治療薬を活用するための基礎と実践総まとめ
表在性皮膚真菌症における薬剤選択と患者指導の実践ポイント マラセチア症の治療戦略と患者指導
下山 陽也
1
1帝京大学医学部附属溝口病院 皮膚科
キーワード:
Malassezia
,
患者教育
,
抗真菌剤
,
癜風
,
経口投与
,
経皮投与
,
皮膚疾患-真菌性
,
毛包炎
,
診療ガイドライン
,
スキンケア
,
服薬指導
Keyword:
Tinea Versicolor
,
Skin Care
,
Folliculitis
,
Dermatomycoses
,
Administration, Oral
,
Antifungal Agents
,
Practice Guidelines as Topic
,
Patient Education as Topic
,
Malassezia
,
Administration, Cutaneous
pp.2491-2494
発行日 2020年5月5日
Published Date 2020/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020252031
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<Key Points>◎Malassezia属真菌はわれわれの皮膚常在菌であるため、マラセチア感染症は再発しやすい疾患であることを念頭に治療戦略を練る。◎癜風とマラセチア毛包炎については、抗真菌薬の内服療法、外用療法ともに有効性が示されている。◎外用療法では患部より広い範囲に外用する。内服療法は併用禁忌に注意し処方する。◎再発しやすい疾患であるため、室温や湿度の調整、シャワー浴などのスキンケアが患者指導の大切なポイントである。
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