特集 筋膜・皮下組織の疾患
臨床例
蜂窩織炎を契機に発症した薬剤性横紋筋融解症
田中 敬子
1
,
出口 順啓
,
相川 恵子
,
萱沼 賢司
,
小石 佐和子
1山梨厚生病院 皮膚科
キーワード:
Metformin
,
Minocycline
,
横紋筋融解症
,
鑑別診断
,
急性腎障害
,
多剤併用療法
,
糖尿病
,
皮膚疾患-下肢
,
蜂巣炎
,
輸液療法
,
Pioglitazone
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Cellulitis
,
Diabetes Mellitus
,
Drug Therapy, Combination
,
Leg Dermatoses
,
Minocycline
,
Metformin
,
Rhabdomyolysis
,
Acute Kidney Injury
,
Pioglitazone
pp.53-56
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016108439
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<症例のポイント>今回われわれは、経口血糖降下薬の関与が疑われ、蜂窩織炎を契機に発症した横紋筋融解症の1例を経験したので報告する。横紋筋融解症は、外傷、薬剤を初めとして、感染症、電解質異常、代謝性疾患など、さまざまな原因により発症する。全身の脱力感、筋痛を主症状とする。横紋筋が壊死・融解するため、ミオグロビンによる急性腎不全を合併することがあり、全身管理が必要となる。
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