特集 外用製品による皮膚病
臨床例
アートメイクによって形成された皮膚サルコイド反応
吉村 順子
1
,
大久保 正智
,
日野 治子
1公立学校共済組合関東中央病院 皮膚科
キーワード:
いれずみ
,
鑑別診断
,
苔癬-扁平
,
肉芽腫-環状
,
サルコイドーシス-皮膚
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Lichen Planus
,
Tattooing
,
Granuloma Annulare
pp.35-38
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015110250
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<症例のポイント>刺青はさまざまな皮膚障害をきたすことが知られているが、自験例では刺青の1種であるアートメイクをしていた。自験例では10年以上経過した後に限局性に紅色局面が出現した。病理組織学的所見では類上皮細胞肉芽腫の形成がみられた。全身検索でサルコイドーシスを示唆する明らかな異常はみられず、皮膚サルコイド反応と診断した。
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