Japanese
English
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Pasini-Pierini型進行性特発性皮膚萎縮症と鞏皮症との関係について
PROGRESSIVE IDIOPATHIC ATROPHODERMA OF PASINI AND PIERINI: ITS RELATION TO SCLERODERMA
古谷 達孝
1
,
川田 陽弘
1
,
佐藤 允康
1
,
佐々木 伸子
1
Tatsutaka FURUYA
1
,
Akihiro KAWADA
1
,
Nobuyasu SATO
1
,
Nobuko SASAKI
1
1東大分院皮膚科
1Section of Dermatology, Branch Hospital of Tokyo University.
pp.287-292
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204317
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I.はじめに
Pasini,次いでPieriniらにより記載された進行性特発性皮膚萎縮症はCanizares1)らの報告以来世界的に広く知られるようになつた。本邦においても最近の三崎,斉藤2)の集計によれば坂本,杉村の報告以来20例を超えるに至つた。本症は限局性鞏皮症と区別される可き一種の皮膚萎縮症とされ,殊にCanizaresらはその点を強調したが,その後最近に至り再び本症を限局性鞏皮症の1つの亜型と看做す見解が抬頭してきている。我々は最近本症の1例と,これに次いで限局性鞏皮症の皮疹の一部に本症に該当する病変を伴つた1例を経験したので茲に報告すると共に,両者の関係につき考察を加えることにする。
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