特集 結節性紅斑とその周辺
臨床例
C型肝硬変に対するPEG-IFNが誘因と考えられた好中球性皮膚症
武原 康平
1
,
斎藤 佑希
,
平野 貴士
,
濱口 儒人
,
竹原 和彦
1金沢大学 医薬保健研究域医学系皮膚科学教室
キーワード:
Betamethasone
,
肝炎-C型
,
肝硬変
,
皮膚疾患
,
Peginterferon Alfa-2a
,
好中球増加症
Keyword:
Betamethasone
,
Hepatitis C
,
Liver Cirrhosis
,
Skin Diseases
,
Peginterferon Alfa-2a
pp.59-62
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014140552
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<症例のポイント>PEG-IFNが誘因と考えられた好中球性皮膚症の1例を報告した。調べえた限り本邦で最初の報告である。IFN-αが、遺伝的背景を含めた何らかの機序によりサイトカインを過剰産生させ、好中球機能を亢進させ、本病態を形成したと考えられた。自験例ではプレドニゾロンよりベタメタゾンが著効し、現在まで再燃は認められていない。
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