特集 アミロイドーシス(2)
臨床例
皮膚生検により多発性骨髄腫を伴う全身性アミロイドーシスとの診断に至った例
後藤 真由子
1
,
波多野 豊
,
岡本 修
,
藤原 作平
,
藤谷 直明
,
吉岩 あおい
,
浦上 久仁子
,
安藤 健明
,
加島 健司
,
横山 繁生
1大分大学 医学部皮膚科学講座
キーワード:
骨髄腫-多発性
,
鑑別診断
,
生検
,
免疫組織化学
,
アミロイドーシス
,
致死的転帰
,
多発性脂腺嚢腫
Keyword:
Amyloidosis
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Immunohistochemistry
,
Multiple Myeloma
,
Fatal Outcome
,
Steatocystoma Multiplex
pp.391-394
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013220921
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<症例のポイント>全身性アミロイドーシスのうち、免疫グロブリンL鎖由来のアミロイドが沈着するALアミロイドーシスは多発性骨髄腫を伴うものと伴わないものがあり、多彩な皮膚症状を呈することが多い。今回、皮膚生検により多発性骨髄腫を伴う全身性アミロイドーシスとの診断に至った1例を経験した。全身性アミロイドーシスはさまざまな全身症状を伴うが、それらの臓器症状は、皮疹からアミロイドーシスを疑わなければ診断に至ることが困難なことが多い。
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