特集 ざ瘡・ざ瘡様発疹
臨床例
acne fulminans
森上 徹也
1
,
窪田 泰夫
1香川大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Clobetasol
,
Colchicine
,
Prednisolone
,
尋常性ざ瘡
,
鑑別診断
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
経皮投与
,
膿皮症-壊疽性
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Administration, Oral
,
Acne Vulgaris
,
Diagnosis, Differential
,
Clobetasol
,
Colchicine
,
Drug Therapy, Combination
,
Prednisolone
,
Pyoderma Gangrenosum
pp.255-258
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013205722
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<症例のポイント>acne fulminans(劇症型ざ瘡、以下、AF)は、ざ瘡の既往がある青少年の前胸部から上背部に、急激に多発する有痛性のざ瘡様発疹と、発熱、関節痛、筋肉痛等の全身症状を特徴とするまれな疾患で、集簇性ざ瘡とは区別される。自験例は、16歳男性に発症したAFであり、皮疹と関節痛、発熱がみられた。抗生物質とDDSの全身投与は無効で、副腎皮質ステロイドの内服により著明に軽快した。ステロイドの漸減に伴い、皮疹の再燃がみられたが、コルヒチン内服の併用により、再燃は抑えられた。
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