特集 リンパ管異常症に対する外科
頭頸部リンパ管奇形に対する外科的切除
大畠 雅之
1
,
小坂 太一郎
2
,
藤枝 悠希
3
Masayuki Obatake
1
,
Taiichiro Kosaka
2
,
Yuki Fujieda
3
1日本赤十字社長崎原爆病院外科
2長崎大学病院小児外科
3高知大学医学部外科学講座(小児外科学)
pp.939-943
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001671
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はじめに
頭頸部リンパ管奇形(lymphatic malformations:LM,以下LM)の病態は,生命に関わる気道病変から整容上の問題まで幅が広く,治療目標は病変の消失だけでなく,呼吸・嚥下・発声・顔貌・成長発達を守ることにもある。病変が限局している症例では完全切除も可能であるが露出部では手術による瘢痕や醜形が問題となることがある。気道・血管・神経などの重要な組織・臓器に進展している症例においては,出血,神経損傷などの合併症の危険があるため,外科的切除は単独治療としてではなく,硬化療法・薬物療法・気道管理と組み合わせた集学的治療の一手段として位置づける必要がある1~5)。

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