特集 withコロナの小児医療の変化
地域における小児外科医療の現状
大畠 雅之
1
,
藤枝 悠希
1
Masayuki Obatake
1
,
Yuki Fujieda
1
1高知大学医学部附属病院小児外科
pp.606-609
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000156
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はじめに
2019年末に中華人民共和国・武漢で発症したコロナ感染症(COVID-19,以下コロナ)は当初単なる新興感染症と考えられていたが,短期間にエピデミックから複数の国や大陸に拡散し,2020年3月WHO(世界保健機構)によりパンデミックとして発表され,世界規模の災害の域に達した。日本では2020年1月に初発例が発見されてから感染者の増加が認められ,3月下旬から4月にかけて第1波と呼ばれる流行となった。コロナに対する憂惧は社会機能や医療体制に大きな影響を与えることとなった。
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