特集 リンパ管異常症に対する外科
リンパ管奇形(リンパ管腫)の疫学
木下 義晶
1
Yoshiaki Kinoshita
1
1新潟大学大学院医歯保健学研究科小児外科学分野
pp.936-938
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001670
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はじめに
リンパ管奇形(lymphatic malformation:LM)は,リンパ管系の形成異常により生じる先天性脈管異常であり,従来「リンパ管腫(lymphangioma)」や「囊胞性リンパ管腫(cystic hygroma)」などの名称で呼ばれてきた。現在はInternational Society for the Study of Vascular Anomalies(ISSVA)の分類に基づき,リンパ管奇形の名称が広く用いられている1)。LMは小児期に発症・診断されることが多く,小児外科領域で遭遇する代表的な脈管異常の一つである2)。

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