特集 停留精巣
消失精巣とnubbin
青木 勝也
1
,
米倉 竹夫
2
Katsuya Aoki
1
,
Takeo Yonekura
2
1奈良県総合医療センター小児泌尿器科
2奈良県総合医療センター小児外科
pp.1249-1252
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001399
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はじめに
消失精巣とは,いったん発生した精巣が血流障害など何らかの原因により萎縮し,消失した状態を指す。臨床的には非触知精巣の一形態であり,精管や精巣血管の一部は残っているものの精巣そのものは完全に消失している場合と,萎縮した精巣の痕跡としてnubbinと呼ばれる精巣小塊が残存する場合がある。片側非触知精巣例では消失精巣であることが多く,そのうちnubbinを認める場合には組織内に精細管や精細胞を0~15%で認めるとされている1)。nubbinから悪性腫瘍が発生する可能性も考えられるが,その頻度は低いため,摘除すべきか否かについての方針は明確には示されていない。

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