特集 停留精巣
異所性精巣
木下 義晶
1
Yoshimasa Kinoshita
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科小児外科学分野
pp.1246-1248
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001398
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Ⅰ.定義と分類
2024年に発刊された『停留精巣ガイドライン第2版(2024)』において,以下のように定義されている1)。異所性精巣は本来の精巣下降経路から外れて陰囊外に存在している精巣を指す。Superficial inguinal pouchといった腹直筋の前方や,会陰部に位置することが多い。Superficial inguinal pouchの精巣では狭義の停留精巣と組織学的な相違はない。ときに恥骨前,陰茎横,陰囊横,大腿部,対側陰囊内などに認める。鼠径管までは正常な経路で通過する場合と,対側の鼠径管を通過する場合がある。ごくまれに正常下降経路以外の腹腔内に位置することがある。

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