特集 臓器損傷治療の工夫
【外陰部・体表】
外傷性Spigelヘルニアに対する腹腔鏡治療
盛島 練人
1,2
,
及川 佑希
2
,
佐藤 智行
2
Rento Morishima
1,2
,
Yuki Oikawa
2
,
Tomoyuki Sato
2
1神奈川県立こども医療センター外科
2八戸市立市民病院小児外科
pp.227-230
発行日 2025年2月25日
Published Date 2025/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001109
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はじめに
外傷性Spigelヘルニアは,腹横筋が腱膜に移行する半月線上と腹直筋外縁との間のSpigel腱膜に外傷性に発生する腹壁ヘルニアの1つで,まれではあるが小児においても報告が散見される。治療方針について定まった見解はないが,今回われわれは待機的・腹腔鏡補助下に修復し得た外傷性Spigelヘルニアの一例を経験したため,その治療法について文献的考察を交えて報告する。

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