特集 小児領域におけるGLP-2アナログ製剤(テデュグルチド)の応用
各論:各疾患に対する使用経験
中腸軸捻転術後短腸症候群の1小児例におけるGLP-2アナログ製剤(テデュグルチド)の2年間にわたる使用経験
藤雄木 亨真
1
,
小関 元太
1
,
石丸 哲也
1
,
金森 豊
1
,
山岸 徳子
1
,
齋藤 傑
1
,
山本 裕輝
1
,
下島 直樹
1
,
米田 光宏
1
Michimasa Fujiogi
1
,
Genta Ozeki
1
,
Tetsuya Ishimaru
1
,
Yutaka Kanamori
1
,
Satoko Yamagishi
1
,
Takeshi Saito
1
,
Yuki Yamamoto
1
,
Naoki Shimojima
1
,
Akihiro Yoneda
1
1国立成育医療研究センター小児外科系専門診療部外科
pp.362-366
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000782
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はじめに
短腸症候群の治療においては,残存腸管を最大限利用して腸管順応を促進し,その結果として経静脈栄養から離脱できるか否かが重要である。腸管順応を促進する新規治療薬として,glucagon-like peptide-2(GLP-2)アナログ製剤であるテデュグルチド(レベスティブ®)が2021年8月に保険収載され,2年以上が経過した。本製剤の使用経験は徐々に増えているものの,その詳細な臨床報告はまだ少ない。
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