特集 小児領域におけるGLP-2アナログ製剤(テデュグルチド)の応用
各論:各疾患に対する使用経験
当院における短腸症へのGLP-2製剤の使用経験
小川 祥子
1
,
田中 潔
1
,
高安 肇
1
,
小西 健一郎
1
,
上松 由昌
1
Shoko Ogawa
1
,
Kiyoshi Tanaka
1
,
Hajime Takayasu
1
,
Ken-ichiro Konishi
1
,
Yoshimasa Uematsu
1
1北里大学小児外科
pp.351-355
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000780
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はじめに
2021年にわが国でも短腸症の治療薬として天然型ヒトグルカゴン様ペプチド-2(glucagon-like peptide-2:GLP-2)アナログ製剤であるテデュグルチド(レベスティブ®)が承認されてから,さまざまな施設での導入と治療成績の報告がなされてきた。当院では5例の短腸症患者に使用しており,経腸栄養への移行や成長・発達などに関して持続的な効果を得ている。そのなかで,1年以上テデュグルチドを継続している4例の治療経験を,文献的考察を加えて報告する。
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