特集 小児内視鏡外科手術と医療安全
ロボット支援後腹膜鏡下腎盂形成術「diamond bypass法とsimple non-dismembered法」
枡田 理沙
1
,
宮野 剛
1
,
飯田 寿恵
1
,
阿部 江莉
1
,
二階 公貴
1
,
池上満 智彰
1
,
石井 惇也
1
,
山高 篤行
2
,
岡崎 任晴
1
Risa Masuda
1
,
Go Miyano
1
,
Hisae Iida
1
,
Eri Abe
1
,
Koki Nikai
1
,
Michiaki Ikegami
1
,
Junya Ishii
1
,
Atsuyuki Yamataka
2
,
Tadaharu Okazaki
1
1順天堂大学浦安病院小児外科
2順天堂大学小児外科小児泌尿生殖器外科
pp.298-302
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000763
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はじめに
腎盂尿管移行部狭窄(ureteropelvic junction obstruction:UPJO)に対する手術は,開腹・腹腔鏡手術ともに腎盂尿管の連続性を断って形成するdismembered法のAnderson-Hynes法が一般的である1,2)。ただし技術的な煩雑さから,腎盂尿管移行部の連続性を保ったまま形成するnon-dismembered法やバイパス腎盂形成術なども行われている3~5)。また,ロボット支援腎盂形成術は,腹腔鏡で難易度が高い操作をより正確に簡便に行うことが可能となり,近年手術件数の増加が見込まれており,われわれも積極的に導入している。
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