特集 これならわかる性分化疾患
治療
女性外陰形成術
水野 健太郎
1
,
西尾 英紀
1
,
林 祐太郎
1
,
松本 大輔
2
,
加藤 大貴
3
,
丸山 哲史
3
Kentaro Mizuno
1
,
Hidenori Nishio
1
,
Yutaro Hayashi
1
,
Daisuke Matsumoto
2
,
Taiki Kato
3
,
Tetsuji Maruyama
3
1名古屋市立大学大学院医学研究科小児泌尿器科学分野
2名古屋市立大学医学部付属西部医療センター
3名古屋市立大学医学部付属東部医療センター
pp.1331-1336
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000665
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はじめに
女性外陰形成術が行われる疾患で最も頻度の高いのは,女児の21水酸化酵素欠損症による先天性副腎過形成であるが,混合型性腺形成不全症やアンドロゲン不応症候群でも施行されることがある。女性外陰形成術は①陰核形成術,②小陰唇形成術,③腟口形成術あるいは腟造設術の3段階からなる1)。陰核形成術の最終形は,肥大した陰核海綿体から神経血管束を遊離して陰核亀頭を適切な位置に固定することである。
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