特集 小児期精巣関連疾患の診断と治療
精巣付属小体捻転(精巣垂捻転・精巣上体垂捻転)
西尾 英紀
1
,
水野 健太郎
1
,
林 祐太郎
1
,
松本 大輔
2
,
加藤 大貴
3
,
丸山 哲史
3
Hidenori Nishio
1
,
Kentaro Mizuno
1
,
Yutaro Hayashi
1
,
Daisuke Matsumoto
2
,
Taiki Kato
3
,
Tetsuji Maruyama
3
1名古屋市立大学大学院医学研究科小児泌尿器科学分野
2名古屋市立大学医学部付属西部医療センター
3名古屋市立大学医学部付属東部医療センター
pp.937-946
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000568
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はじめに
急性陰囊症は,突然起こる陰囊内容の自発痛や圧痛,腫脹を呈する病態の総称で,実際の疾患としては精巣捻転,精巣付属小体捻転(ほとんどは精巣垂や精巣上体垂)や急性精巣上体炎などを指す。これまでわれわれは精巣捻転を主軸において急性陰囊症の総説を著してきた1,2)。
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