特集 小児外科疾患に関連する症候群
Haddad症候群
四本 克己
1
,
照井 エレナ
1
,
富田 美佳
2
Katsumi Yotsumoto
1
,
Erena Terui
1
,
Mika Tomita
2
1君津中央病院小児外科
2君津中央病院新生児科
pp.394-398
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000413
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はじめに
中枢性無呼吸症候群(congenital central hypoventilation syndrome:CCHS)は,オンディーヌの呪いとして知られ,Hirschsprung病(以下H氏病)を合併するneurocristopathies(神経堤病)としてHaddad症候群がある。H氏病の一般論は小児外科の主要疾患であり本稿では省略するが,難病のCCHSと併存することから従来はH氏病の根治術に至らないことがあった。近年の新生児・小児期の呼吸管理の進歩により長期生存可能となってきた疾患・症候群である。
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