特集 診断困難な小児外科症例:早期診断へのポイントとヒント
口側食道を横隔膜近傍まで認めた食道閉鎖症(Kluth分類Ⅲb6型)の1例
近藤 享史
1
,
本多 昌平
1
,
河北 一誠
1
,
河原 仁守
1
,
荒 桃子
1
,
武冨 紹信
1
Takafumi Kondo
1
,
Shohei Honda
1
,
Issei Kawakita
1
,
Insu Kawahara
1
,
Momoko Ara
1
,
Akinobu Taketomi
1
1北海道大学大学院医学研究院消化器外科学教室Ⅰ
pp.1048-1050
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000271
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はじめに
食道閉鎖症(esophageal atresia:EA)においては,気管食道の発生の複雑さからさまざまな類型が存在する。EAの分類の一つとしてGross分類が広く用いられているが,その他にも気管食道瘻(tracheoesophageal fistula:TEF)の存在や位置,ギャップの距離,上部食道の形状に基づいて,EAを10の大分類と96の小分類に分けるKluth分類が報告されている1)。
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