特集 検査・処置・手術の合併症:予防と対策
手術・治療
食道閉鎖症手術
望月 響子
1
,
近藤 享史
1
,
臼井 秀仁
1
,
北河 徳彦
1
,
新開 真人
1
Kyoko Mochizuki
1
,
Takafumi Kondo
1
,
Hidehito Usui
1
,
Norihiko Kitagawa
1
,
Masato Shinkai
1
1神奈川県立こども医療センター外科
pp.1196-1199
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000633
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はじめに
食道閉鎖症(esophageal atresia:EA)は医療の進歩によって救命率は改善したが,術後の合併症の頻度は低いとはいえず,再手術を含めた追加治療を要することが多い1~3)。主な合併症として,縫合不全,気管食道瘻(tracheo-esophageal fistula:TEF)再開通,吻合部狭窄,気管軟化症,胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD),筋骨格系合併症などがあげられる1~4)。
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